一週間ほど前。
「日本一元気な愛知」
そんな言葉を連呼しながら、現職候補の街宣車が通り過ぎていった。
県の財政力は全国2位なのに住民一人当たりの福祉・教育予算は全国43位。大企業向け立地補助費に1件当たり100億円を支出する一方で中小企業予算は削減。これはこの現職在任中の実績である。
いったい何を日本ー元気にしようというのか、この現職は。
設楽ダムに1390億円の予算を充てる一方で、県営住宅や県立学校の改修費は削減。県営住宅の入居倍率は7倍にも達するというのに、改修が追いつかず4285戸が空室のままとなっているという。
県立学校の中には老朽化した非常通路が通行止めのまま放置されているところすらあるという。
非常時にしか使わない物は後回しで良いというのか。そもそも非常時に対する想定の甘さが災禍を何倍にも拡大するというのが、大震災の教訓ではなかったか。
そんなことを思いながら地下鉄の駅に着くと、今度はこんな張り紙が目に入る。

私が投票に行くのは、そんな甘い幻想を抱いているからではない。
選挙広報業務の担い手たちだって有権者のー員だろうに、どうしてここまで現実離れした言葉を並べられるのか。彼らは毎回、自分の一票が未来を創ると思って投票に行っているのか。
そして昨日、投開票があり、多くの政党が相乗りした現職候補が、下馬評通り大勝した。
posted by TACO at 14:57
| 愛知 ☀
|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
次回公演までの道のり
|

|